主催者企画セミナー・ 出展社プレゼンテーション
ifia JAPAN / HFE JAPAN では、3つの主催者企画セミナーと、出展社プレゼンテーションを各日行なっています。 (主催者企画セミナー/出展者プレゼンテーションは展示会来場登録が必要です)
主催者企画セミナー(会議棟内セミナールーム)
主催者企画セミナー(会議棟内セミナールーム)はWEBからの事前登録が必要です。
事前登録フォームよりお申し込みください。
※WEBからの事前登録は5月8日(月)23:59までとなります。
お申し込み後、ご請求書とセミナー受講票をご登録先宛にお送りします。
受講票は当日セミナー会場にご入場の際ご提示いただきます。
受講票の再発行は行っておりませんので大切に保管し当日忘れずにお持ち下さい。
A ifia JAPAN 食の安全・科学フォーラム 第22回セミナー&国際シンポジウム 水産食品の安全性
Seafood Global Standard and safety
会場
会議棟6F 605+606
事前申込料金
全日(※お弁当付):
主催学会/共催団体会員9,000円 一般11,000円
第一部又は第二部のみ:
主催学会/共催団体会員6,000円 一般8,000円
当日申込料金
13,000円 ※会員割引なし
主催:日本食品微生物学会・日本食品衛生学会・日本食品化学学会
共催:日本食品衛生協会、食品産業センター、食品化学新聞社
10:00-10:02
総合司会挨拶
10:02-10:05
主催者代表挨拶
10:05-12:00
第一部 水産食品の安全性と規格
座長:一般財団法人食品産業センター 海外室長 山口 隆司
10:05-11:05
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水産食品の安全性確保:ハザードとリスク管理
Ensuring fishery products safety: Hazards and risk management
厚生労働省医薬・生活衛生局 食品監視安全課 課長補佐
内海 宏之
制御が困難な海洋環境下で生育し又は飼育される水産物は、自然由来の様々なハザードに晒されており、安全に食するにはそのリスクを十分に理解し、それを防止又は低減する適切な管理が必要です。本セミナーでは、我が国における水産食品に起因する食中毒の発生状況の推移に照らしながら、主なハザードに対するリスク管理について概説します。
11:10-12:00
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JFS-B規格の概要と水産加工食品におけるJFS規格取得事例紹介
Overview of JFS-B Standard and the Application in Seafoods Industry
一般財団法人食品安全マネジメント協会 理事長 大羽 哲郎
2016年1月に設立された食品安全マネジメント協会が開発運営する各種JFS規格の中で、すでに2000件を超える登録数まで普及したJFS-B規格の最新版を紹介し、水産加工食品の事業所における取得状況やその事例を紹介するとともに、事業のさらなる拡大に繋がる国際標準JFS-C規格へのステップアップについて解説する。
13:15-17:00
第二部 製造現場におけるリスク要因とその対応
13:15-14:00
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再注目されるリステリア管理
Listeria management in the spotlight again
日本と欧米とでは食生活が異なるのでリステリア食中毒はおきにくいと考えている人も多いと思います。しかし、実際には欧米でもスモークサーモンや魚肉練り製品など、水産食品でリステリア食中毒が発生しています。本講演では、特に水産食品のリスクに焦点を当て、リステリア食中毒のリスク及び管理についてお話します。
14:05-14:50
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「FDA魚介類と魚介類製品におけるハザードと管理の指針」の紹介
Introduction of “FDA Fish and Fishery Products Hazards and Controls Guidance”
一般社団法人 大日本水産会 輸出促進部 部長代理 山口 隆宏
米国食品医薬品局(以下、FDA)は、1995年に水産食品HACCP規則を公布した。本規則は、米国の水産食品の加工業者と米国に輸出する加工業者へHACCPの運用を義務付ける法律である。FDAは本規則の公布以降、水産食品のハザードに対する管理の指針を示し、加工業者の本規則の適切な運用のための援助を行っている。大日本水産会は、1996年から本指針を翻訳して日本から米国への輸出業者への援助を行っている。ここでは最新版の本書について紹介する。
15:05-15:50
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水産食品におけるアニサキスの汚染状況
Contamination of Anisakis in sea foods.
国立医薬品食品衛生研究所 衛生微生物部 第二室長 大西 貴弘
我が国は生食を好む食文化を持つ数少ない国のひとつです。そのため、加熱や冷凍処理すれば未然に防げるはずの寄生虫性食中毒の発生が続いています。特にアニサキス食中毒は、わが国で最も発生件数の多い食中毒となっています。この講演では、水産食品におけるアニサキスの汚染状況についてお話いたします。
15:55-16:40
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水産分野における薬剤耐性
Antibiotic resistance in Japanese aquaculture.
国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校 食品科学科 教授
古下 学
日本の病魚由来細菌における薬剤感受性試験および薬剤耐性遺伝子の分布から、これまでの薬剤耐性菌の推移および問題点について講演を行う。特に、これまで行ってきた病魚由来Lactococcus garvieae およびVibrio spp. の薬剤感受性試験結果から、現在問題となっている抗菌剤と耐性菌の問題について論じる。
16:40-16:55
質疑応答 午後の部
16:55-17:00
閉会挨拶
B 最新トレンドから考える「食と健康」の新たな可能性
~ウェルビーイング視点でのマーケティングとは~
会場
会議棟6F 608
事前申込料金
3,000円
当日申込料金
5,000円
13:30-14:15
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ウェルネスフードの最新グローバルトレンドと日本へのインパクト
株式会社グローバルニュートリショングループ 代表取締役 武田 猛
機能性表示食品をはじめとした特定の機能をうたう健康食品の市場は年々競争が激化しており、機能優位性のみでは自社の商品を買ってもらうことが難しくなっています。 一方、生活者が求めるものは特定疾患の緩和にとどまらず、その先にある「自分らしく生き生きとウェルビーイング(Well-being)な人生を過ごす」ことにあります。 これからの食と健康を考える際においてもこの視点は重要になり、これからの市場の可能性に光を与えてくれると思われます。 本セミナーでは、最新のトレンドのご紹介と、ウェルビーイング視点で商品設計やマーケティングを考える実践法についてお話をします。
14:15-15:00
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ウェルビーイング視点で考えるこれからのヘルスケアマーケティング
株式会社インテグレート 代表取締役CEO 藤田 康人
機能性表示食品をはじめとした特定の機能をうたう健康食品の市場は年々競争が激化しており、機能優位性のみでは自社の商品を買ってもらうことが難しくなっています。 一方、生活者が求めるものは特定疾患の緩和にとどまらず、その先にある「自分らしく生き生きとウェルビーイング(Well-being)な人生を過ごす」ことにあります。 これからの食と健康を考える際においてもこの視点は重要になり、これからの市場の可能性に光を与えてくれると思われます。 本セミナーでは、最新のトレンドのご紹介と、ウェルビーイング視点で商品設計やマーケティングを考える実践法についてお話をします。
15:00-15:30
パネルディスカッション
C オートファジーコンソーシアムセミナー2023
会場
会議棟6F 607
事前申込料金
一般1,000円
一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム会員企業 無料(事前登録制)
主催:一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム
13:30-13:35
司会挨拶
一般社団法人日本オートファジーコンソーシアム事務局 新名 芳有
13:35-14:35
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オートファジー:健康長寿社会の実現に向けて
Autophagy: toward the realization of a “society of health and longevity”
大阪大学大学院 生命機能研究科 医学系研究科 教授 大阪大学栄誉教授 吉森 保
オートファジーとはダイエット法のことではありません。私達の身体を作っている細胞全てに備わる重要な機能です。新陳代謝と有害物の排除を行い、病気と老化に対抗しています。歳を取ると低下するオートファジーを活性化することで、「死ぬまで健康」でいられるかも知れません。
14:35-15:15
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食品科学の観点からのオートファジー研究の現状とその成果を活用した大学発ベンチャー創出の試み
Autophagy Research in Food Science and its Application to University-launched Ventures
食品中にはオートファジーを活性化する様々な成分が含まれているが、どのような成分がオートファジーを活性化するのか、またその作用メカニズムの解析はあまり進んでいない。本講演では食品成分によるオートファジー研究の現状とその成果を活用した大学発ベンチャー創出の試みについて紹介したい。
15:15-15:35
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「オートファジーのある暮らし」を実現するために
UHA味覚糖株式会社 バイオ開発ディビジョン 執行役員 松川 泰治
オートファジーの認知度が社会で高まっている。しかし正確な理解は広がらず、例えば「オートファジーはダイエット」等の誤った認識が広がっている。そこで日本オートファジーコンソーシアムが生活者に向け正しい情報を発信しオートファジー研究が適切に社会実装される一助となるよう考えた。最近のコンソーシアム啓発部会の動きを具体的に述べたい。
15:35-15:55
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オートファジー製品に対する表示ガイドライン活動について
Activities for the indication guidelines of the products which professes itself to be autophagy
小林製薬株式会社 中央研究所 基礎研究部 部長 矢野 博子
オートファジーは細胞を正常な状態に維持する機構の一つとして注目を浴びているが、一部メディア等で偏った理解を促す内容も見られる事から日本オートファジーコンソーシアムでは消費者に正しい情報と適正な製品選択を可能とする為に第1段として設定した健康食品のオートファジーを訴求・標榜する為の表示基準等、標準的指針を説明する。
15:55-16:15
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オートファジーを誘導する食品素材ウロリチンAの最新研究
Latest research on urolithin A, a food material that induces autophagy
株式会社ダイセル ヘルスケアSBU 事業推進室事業戦略グループ マネージャー
卯川 裕一
ウロリチンAは、ザクロなどに含まれるエラグ酸が腸内細菌の働きで代謝され生成する腸内代謝物であり、2016年にオートファジーの1種であるマイトファジー促進作用が報告され、注目を集めている機能性成分である。当社は、ウロリチンAを商業的に発酵生産することに成功し、2021年5月にウロリッチ®を上市した。本講演では、大学との共同研究や社内で実施したウロリチンAの機能性を最新情報も追加し紹介する。
16:15-16:35
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オートファジー活性測定と食品事業での取り組みについて
Measurement of autophagic activity and initiatives in the food business
株式会社AutoPhagyGO 代表取締役社長 石堂 美和子
株式会社AutoPhagyGO(APGO)は、オートファジー研究成果の産業活用を目的に設立された大阪大学発バイオベンチャーである。本講演では、APGOで実施するオートファジー活性測定手法の紹介と共に、現在行っている食品会社との様々な受託・共同研究開発の取組について紹介する。
16:35-17:00
個別質問および名刺交換
D HFE JAPAN 2023 腸と生命のシンポジウム
会場
会議棟1F レセプションホールA
事前申込料金
3000円
当日申込料金
5000円
13:00-13:10
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ご挨拶
座長:早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長 矢澤 一良
13:10-14:10
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ヒトを操る腸内細菌胆汁酸代謝物
Bile acid metabolites of gut microbiota could regulate physiology and pathopgysiology
京都府立医科大学大学院 生体免疫栄養学 教授 内藤 裕二
胆汁酸は肝臓で合成され、タウリンあるいはグリシンによる抱合を受けて抱合型胆汁酸として腸管に分泌される。胆汁酸の役割は食物脂肪の乳化を促進し、脂肪吸収を助けることにある。抱合型胆汁酸はBSH遺伝子を持った腸内細菌による脱抱合を受けること、さらにさまざまな腸内細菌により二次胆汁酸、oxo体、epi体が形成される。こういった胆汁酸代謝物が概日リズム、免疫炎症応答、老化など宿主の生命現象に影響することが明らかとなってきている。セミナーでは胆汁酸の新機能について紹介したい。
14:10-14:55
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科学に基づくプロバイオティクスとは
東京農業大学 生命科学部分子微生物学科 客員教授 野本 康二
プロバイオティクス(PB)とは「適切量を摂取したときに我々の健康に有益な作用を及ぼす生きた微生物」とされている。PBの要件として、1)安全であること、2)有益な作用を裏付ける科学的証拠が示されていること、3)製品として摂取されるまで適切な品質管理が施されていること、が挙げられる。本セミナーでは、演者の専門である「臨床腸内細菌学」的観点から、これまでの知見に基づいて、PBや生菌を含む発酵食品の保健作用の科学的な検証や説明におけるポイントを紹介したい。
14:55-15:40
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乳酸菌が作る食物繊維、菌体外多糖による代謝機能改善
京都大学 大学院生命科学研究科 生体システム学分野 教授 木村 郁夫
細胞膜上脂肪酸受容体群の同定により、食由来脂肪酸が単なるエネルギー源だけではなく、シグナル分子として重要であることが明らかとなり、肥満・糖尿病等の代謝性疾患の標的分子として、脂肪酸受容体群は注目されている。また、腸内細菌叢がその宿主のエネルギー調節や栄養の摂取、免疫機能等に関与し、肥満や糖尿病などの病態に直接的に影響するという多数の報告から、医学的側面からも食と腸内細菌、健康への関心は益々高まり、腸内細菌と宿主恒常性維持の分子機序の解明が早急の課題となった。我々は食由来、特に食物繊維などの難消化性多糖類から腸内細菌による発酵で生じ、宿主にとって重要なエネルギー源となる腸内細菌代謝物、短鎖脂肪酸に着目し、宿主を結びつける生体受容体の作用メカニズム(生活習慣病発症機序)を明らかにしてきた。そして、現在、我々は、一部の腸内細菌が糖代謝過程で合成する菌体外多糖(EPS)を機軸に、宿主の食の違いと、腸管内で産生される難消化性多糖EPSによる腸内細菌-宿主相互作用の解明を進めている。本講演では、この腸内細菌産生EPSと宿主エネルギー代謝制御、EPSを用いた代謝機能改善を目的とした機能性食品素材への応用の観点から概説する。
15:45-16:15
総合討論
E 【EPメディエイトセミナー】食品の機能性 セルフケア・セルフメディケーション セミナー ~口腔から栄養まで~
会場
会議棟1F 101
事前申込料金
6,000円
当日申込料金
8,000円
主催:(株)EPメディエイト
13:00-14:00
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循環型食品としての食用コオロギについて
株式会社 グリラス代表取締役社長CEO/CTO 徳島大学バイオイノベーション研究所 講師 渡邉 崇人
食料問題への新たな解決策の一つとして、昆虫食である食用コオロギを活用する取り組みを解説する。前半では、徳島大学で進めている基礎から応用までのコオロギ研究の概要を説明し、後半では、我々が(株)グリラスを設立するに至った理由から進めている事業内容について紹介する。循環型食品としての食用コオロギの可能性を感じていただければ幸いである。
14:00-15:00
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口の健康が命を守るー口腔における感染予防のメカニズムと歯科-
神奈川歯科大学環境病理学分野教授 NPO法人日本唾液ケア研究会理事長
槻木 恵一
口の機能の些細な低下であるオーラルフレイルが、死亡リスクを増加させることが報告され、口腔の健康が全身の健康につながることが示されている。特に新型コロナウイルスによるパンデミックを経験し、感染症をどう予防するかに注目が集まっている。口腔における感染予防は主に口腔粘膜免疫が担っているが、この免疫機構は食事要因で増加させることができることから機能性食品との関連でも関心が高い。本演題では、今後、口腔の健康を進めるためにどのような戦略が求められているか私見を含めて紹介する。
15:10-16:00
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食品機能性評価のための試験系 2023年アップデート
株式会社EPメディエイト 研究開発支援センター 食品開発部 企画コンサルタント課
白石 有希
機能性を訴求する食品の評価試験について、ゴールデンスタンダードから最新の評価方法までご紹介いたします。新規評価系や新しいヘルスクレームへのチャレンジなど併せてご案内いたします。ヘルスクレームに迷われている、既存製品の新しい機能を探している、そんなときは非臨床からもお手伝いさせていただけます。
16:00-17:00
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進化する機能性表示食品制度の最新動向と課題
~免疫表示や今後期待される新規ヘルスクレームの可能性~
大阪大学大学院医学系研究科 寄付講座教授 内閣府 健康・医療戦略推進本部 戦略参与 森下 竜一
2015年から、薬事法で規定される医薬品、健康増進法で規定される特定栄養機能食品(通称トクホ)、栄養機能食品に加え、食品表示法で規定される機能性表示食品制度が始まった。2023年1月には、6000を超える商品の届け出が受理されている。最近では、免疫に関する機能性表示も受理されるなど、毎年新たな変化が生まれている。本講演では、機能性表示食品制度の概要を説明し、今後の方向性について議論したい。
主催者企画セミナー(会議棟内セミナールーム)はWEBからの事前登録が必要です。
事前登録フォームよりお申し込みください。
※WEBからの事前登録は5月8日(月)23:59までとなります。
お申し込み後、ご請求書とセミナー受講票をご登録先宛にお送りします。
受講票は当日セミナー会場にご入場の際ご提示いただきます。
受講票の再発行は行っておりませんので大切に保管し当日忘れずにお持ち下さい。
F ifia/HFE2023 「全身の健康を口から考える」セミナー
会場
会議棟6F 605
事前申込料金
2,000円
当日申込料金
3,000円
協賛:
ドライマウス研究会
NPO法人日本唾液ケア研究会
13:00-13:10
詳細を表示
座長挨拶
神奈川歯科大学環境病理学分野教授 NPO法人日本唾液ケア研究会理事長
槻木 恵一
口は災いのもとという諺があるが、現代ではその意味は大きく変化してきた。口の健康を見返さず、口を汚い状況で放置すれば、全身の病へとつながることが明らかになってきたからである。本セミナーでは、唾液の機能性と口の健康について第一線の研究者の講演や新たな口腔ケア製品の開発について紹介する。
13:10-13:50
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口腔の健康と唾液
明海大学 保健医療学部 口腔保健学科 教授 渡部 茂
口腔の健康が全身の健康を支えていることは今や多くの人たちが認めていることです。その口腔の健康を支えているのは唾液です。本講演では、口腔に分泌された唾液が口腔内を巡った後、生理的嚥下によって口腔外に排出されるまでの間、口腔の恒常性をいかに維持し、咀嚼や嚥下にどのように関わっているのかについて解説いたします。
13:50-14:10
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-歯の輝き、口腔ケアにアプローチする食品素材-
微粒子原料「ヒドロキシアパタイト 【クリアアパタイト】」
ユニテックフーズ株式会社 営業本部 テクニカルソリューション3グループ 岩政 菜津紀
クリアアパタイトの吸着力はタルクの11倍、細菌やタンパク質、脂質、色素等を吸着するため、虫歯や歯周病の予防、再石灰化、口臭予防、ホワイトニングにご使用頂けます。本セミナーでは、クリアアパタイトの機能の他、食品グレードや微粒子であることを活かしたお勧めの食品形態への応用をご提案いたします。
14:10-14:30
口腔保湿剤の効能~お口を潤すだけじゃない!~
14:30-14:50
<キノウ>対応原料:体感性の高い、花椒オイル「お口の潤い」。そして、
抗う蝕対策のシソの実エキス
15:00-15:40
詳細を表示
口腔機能の改善を目指した食品開発の現状
Recent Advances in Research and Development of Oral Function
鶴見大学歯学部前教授、ドライマウス研究会代表、株式会社クレインサイエンス代表取締役 斎藤 一郎
「老化を遅らせて、病気にならず、若々しく生きる」という誰もが望むことを医学的に検証し実践する医学が求められています。口のトラブルで老化を自覚する方が多く、全身の老化に先立って口腔の機能が低下することから、口腔機能を改善する様々なアプローチが求められています。本セミナーでは口腔領域の機能性食品開発の現状をお話しします。
15:40-16:00
カネカの機能性表示食品素材:オーラルケアにも還元型コエンザイムQ10!
16:00-16:20
詳細を表示
オーラルケアができる環状オリゴ糖”CI”
「豊かで快適な生活の実現のため、『食』と『健康』で貢献する」を経営理念として掲げる日新製糖では、 口腔ケア新素材「CI(サイクロデキストラン)」を扱っています。 様々な口腔疾患の原因となるプラークの形成を抑制し、その効果は糖や唾液存在下でも発揮するため、 普段の食生活に取り入れやすいという特徴があります。本公演ではCIの特徴と使用用途についてご紹介します。
16:20-16:25
本日のまとめ
16:25-16:45
名刺交換
G イチからわかる食品加工向け酵素セミナー
会場
会議棟6F 606
事前申込料金
5,000円
当日申込料金
7,000円
13:00-14:00
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酵素の基礎から最新の応用例について―乳代替飲料と米飯老化防止用途のご紹介―
The basics of enzyme and the latest enzyme applications for non-dairy milk and anti-retrogradation for cooked rice
天野エンザイム株式会社 イノベーション本部 開発一部 糖・食品改良チーム 藤岡 裕起
酵素の基礎から最新の応用例について解説します。 最新の応用例では、米飯の老化防止や、乳代替飲料として近年注目されているオーツミルクの風味改善についてご紹介致します。
14:05-14:35
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ラクターゼを中心とした乳製品向け酵素の基礎と応用~活況に沸く乳糖分解乳製品市場~
Bases and Applications of Lactase and Other Enzymes for Dairy Products – Booming Lactose-Free Dairy Markets –
合同酒精株式会社 酵素医薬品本部 国内営業グループ グループマネージャー 平間 岳史
「ラクトースフリー」製品が世界で急拡大しています。乳糖分解乳製品市場についての情報と、ラクターゼを使用した乳糖分解乳製品開発に役立つアプリケーションをご紹介いたします。
14:45-15:15
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野菜・果物の加工に役立つ酵素のご紹介 ~野菜残渣・果汁・やわらか食への利用~
Introduction of enzymes useful for processing vegetables and fruits – Use in vegetable residues, fruit juices, and softening foods
ヤクルト薬品工業株式会社 技術部技術開発課 主事補
水木 淳子
ヤクルト薬品工業(株)の植物組織分解酵素(セルラーゼ、ペクチナーゼ)を中心とした使用例をご紹介します。果汁の清澄化・野菜残渣の低減、食材の軟化処理によるやわらか食の製造など食品加工分野での利用、更に園芸分野での利用法についてもお話します。
15:20-15:50
詳細を表示
製菓製パン向け酵素の基礎とアプリケーション
Basics and Applications of Enzymes for Confectionery and Baking
株式会社林原 生化学品事業部門 事業企画室 山口 仁美
パンは長く人類に親しまれてきた発酵食品である。パンの膨らみや風味は酵母によって生み出されるものであるが、これらは酵母が持つ「酵素」が働くことでもたらされる。近年では、積極的に「酵素」を使用し、よりおいしいパンを作る努力がなされている。本セミナーでは、酵素でできる製菓・製パンの品質改良についてご紹介する。
15:55-16:25
詳細を表示
酵素を活用した畜肉・水産向けアプリケーション技術のご紹介
Introduction of enzymatic application technology for processed meat and fish products
味の素株式会社 食品研究所 技術開発センター 加工食品ソリューショングループ 大貫 卓也
加工食品に硬さや弾力を付与できる当社トランスグルタミナーゼ(TG)製剤の「アクティバ®」シリーズは発売から30周年を迎える。当社はTGを起点にこれまで顧客の求める食感の実現に向け、様々な領域向けに食感改良剤を開発してきた。当日は食肉・水産加工製品での品質向上やコストダウンに繋がるアプリケーション技術を紹介する。
16:25
名刺交換会
H 注目のNewプロテインの開発と応用技術2023
会場
会議棟6F 607
事前申込料金
4000円
当日申込料金
6000円
10:30-11:30
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【基調講演】プラントベースフード市場の現状および今後の可能性と向き合い方
Current situation and future of the Plant-Based Food Market and how to approach for it
NPO 法人ベジプロジェクトジャパン 代表理事 川野 陽子
11:30-11:50
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アルギン酸の特徴を活かした高プロテイン食品のテクスチャー改良方法
Method for improving the texture of high-protein foods by Alginate.
株式会社キミカ 技術開発部 ディレクター 並木 友亮
高プロテイン食品へ注目が集まっている。また、大豆たんぱく等を利用したプラントベースフードも普及の一途をたどっている。これらの食品は健康面でのメリットが大きいもののテクスチャーには改善の余地が残っている。本講演では海藻由来の素材であるアルギン酸を利用したテクスチャーの改良方法についてご紹介する。
13:00-13:20
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植物性プロテインのトレンドとIFFのソリューションのご紹介
Plant Based Protein Trends and IFF Solutions
アイ・エフ・エフ日本株式会社 ナリッシュ事業部 第2営業部 及川 卓哉
自身の健康を保つために予防的セルフケアを取り入れるのがライフスタイルのトレンドとなった。食への関心も高まり、プロテイン製品に対する消費者ニーズも多様化している。食を取り巻く環境変化に応える商品開発が求められている中、IFFでは植物性プロテインとフレーバーの独自技術を活用したソリューションを提供している。
13:20-13:40
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「サステナブルフード」開発への寒天・こんにゃく粉製品の応用
Characteristics of Agar and Konjac products and their application in “sustainable foods”
伊那食品工業株式会社 研究開発部 課長 伊藤 暢宏
地球環境への配慮や原料高騰といった課題に直面する食品業界において、「サステナブルフード」の開発ニーズが高まっています。ユニークな物性をもつ寒天・こんにゃく粉製品の応用として、プラントベースハンバーグや水産練り製品代替食品、水産物代替食品などへの使用例を紹介致します。
13:40-14:00
詳細を表示
ステビアを用いたプラントベースプロテインの味質改善効果について
The taste improvement effects of plant-based protein using stevia
日本製紙株式会社 研究開発本部 化成品研究所 主任研究員
橋本 唯史
本セミナーでは、当社の酵素処理品「SKスイート」シリーズの特徴およびプラントベースのプロテイン素材や分枝鎖アミノ酸特有の苦みに対するマスキング効果のアプリケーションを紹介する。また、植物ミルク飲料への応用などステビアの新しい可能性についてのアプローチを紹介する。
14:10:14:30
詳細を表示
プラントベースミートの風味&食感を改善する さとうきび抽出物とバンブーファイバーのご紹介
Sugarcane Extract and Bamboo Fiber to improve flavor texture of Plant-based meat.
DM三井製糖株式会社 事業推進本部 本社営業部 LE・食品課 宮崎 大地
近年、健康・環境意識の高まりにより「プラントベースフード(PBF)」が注目を集めています。 PBFの商品開発において主原料である大豆の青臭さやべたつく食感が課題となりがちですが、これら課題を解決し、よりおいしく仕上げることができる素材「さとうきび抽出物」と「竹食物繊維」をご紹介いたします。
14:30-15:30
詳細を表示
【基調講演】麹菌を用いた代替肉開発〜マイコプロテインの可能性〜
Development of meat substitute using koji mold – Potential of mycoprotein
環境危機や食料危機を背景に、植物肉などの代替肉開発が盛んだ。日本では馴染みが薄いが、菌類を培養して得られるマイコプロテインは、未来の環境調和型タンパク源としてすでに注目を集めている。食品科学的な可能性について紹介するとともに、我が国の発酵微生物である麹菌に注目した、私たちの取り組みについてもご紹介する。
15:30-16:00
名刺交換会
I カロテノイドフォーラム2023
会場
会議棟6F 608
事前申込料金
無料(事前登録制)
主催:日本カロテノイド懇話会
今話題のカロテノイド素材の基礎と応用、最新研究データ&開発情報が学べる無料セミナーです。
【お問合せ】
日本カロテノイド懇話会 事務局 TEL:06-6341-3119(㈱光洋商会内 西田まで)
13:00-13:05
会長あいさつ
13:05-13:50
食品に含有される希少カロテノイドの生理活性及び調理による変化
13:50-14:35
柔らかい分子:カロテノイドの微粒子化と色調
14:45-15:15
ヘマトコッカス藻由来天然アスタキサンチンの機能とその活用
~デジタル社会から見るアスタキサンチンの効果~
15:15-15:45
温州みかん由来β- クリプトキサンチンがもつ脂質代謝改善効果
アークレイグループ からだサポート研究所 松尾 直紀
15:45-16:15
ベジメータ®光学皮膚カロテノイド量 測定装置の変遷と最近の知見
J 分析基礎セミナー
~栄養表示基準改定に伴う栄養成分分析の現状と課題~
会場
会議棟6F 609
事前申込料金
6,000円 ※AOACIJS会員割引価格5,000円
当日申込料金
8,000円
主催:一般社団法人AOAC日本、AOAC International JAPAN Section、食品化学新聞社
共催:公益社団法人日本食品衛生協会
9:55-10:00
座長挨拶
座長:株式会社ファスマック 代表取締役社長/一般社団法人AOAC日本 代表理事/
AOAC International JAPAN Section 顧問 布藤 聡
10:00-10:50
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食品表示基準の改定に伴う栄養成分分析法の改定について
Changes in nutrition composition analysis methods due to the revisions of Food Labeling Standards
国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所 食品保健機能研究部・食品分析・表示研究室長 竹林 純
栄養成分表示のための分析方法は、消費者庁通知「食品表示基準について 別添 栄養成分等の分析方法等」に定められている。本講演では、日本食品標準成分表2020年版(八訂)改訂等に伴い、令和4年3月と8月に全面改定された「栄養成分等の分析方法等」の内容を解説し、成分表を参照して栄養成分表示を行う際の考え方についても考察する。
10:55-11:40
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栄養成分分析の基礎と留意点(現場目線で)
Fundamentals and considerations for nutrient analysis(From a field perspective)
公益社団法人日本食品衛生協会 化学試験部 課長 野田 晴美
食品表示法の施行により、容器包装に入れられた加工食品等には、栄養成分表示が義務付けられています。本セミナーでは、栄養成分表示のための、水分、たんぱく質、脂質、灰分、ナトリウムにおける、試料の前処理から各試験の基本操作、注意点について、特にこれから試験を始める初心者向けに解説します。
11:40-12:20
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栄養成分分析の信頼性を確保するために必要なこと
What is needed to ensure the reliability of nutritional composition analysis.
栄養成分表示は消費者が適切な食生活を送るための情報提供を目的としています。そのためには、基礎となる分析データが信頼できるものでなければなりません。信頼性の高いデータを提供するために“ラボラトリが何をなすべきか”、“ユーザーの信頼を得るために何が必要か”、これらについて国際標準の観点から考察したいと思います。
12:20-12:30
質疑応答&意見交換会
K 食と栄養の最新研究情報セミナー
会場
会議棟6F 609
事前申込料金
1,000円 ※管理栄養士向けプログラムとして認定書が必要な方は、実費1,500円頂戴します
当日申込料金
3,000円 ※管理栄養士向けプログラムとして認定書が必要な方は、実費1,500円頂戴します
後援:糖化ストレス研究会
15:00-16:45
【座長】同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター 糖化ストレス研究センター 教授
米井 嘉一
15:00-15:45
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胎児期から始まる生活習慣病 – 子宮内高血糖環境が次世代の子どもに与える影響 –
Lifestyle-related diseases start in the fetal period. – The impact of the intrauterine hyperglycaemic environment on the children of the next generation. –
実践女子大学生活科学部食生活科学科 同大学院生活科学研究科食物栄養学専攻 栄養生化学研究室 教授 中村 彰男
胎児期の母体の子宮内環境が子どもの将来の生活習慣病や精神疾患の発症に大きな影響を及ぼすことが最近の研究により明らかにされている。妊婦に対して安全な薬物療法は少なく、先制医療が重要な課題となっている。食と健康に関してのプロである栄養士・管理栄養士がこの問題に対して取り組む基礎から応用にいたる最新情報を紹介する。
15:50-16:35
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慈恵医大が伝えたい、現代人への 大麦(もち麦)の 食物 繊維による効果と効能
“Effects and efficacy of dietary fiber of barley (glutinous barley) for modern people that Jikei University wants to convey”
大麦(もち麦)を食すことの有用性について、特に大麦に含まれる水溶性食物繊維であるβグルカンの効果について研究結果を用いて解説する。 βグルカンの効果 ・食後の血糖値の上昇を抑える ・正常な腸機能の維持 ・排便促進効果 ・心疾患のリスクが減る ・コレステロール値の低下 ・満腹感の維持 ・内臓脂肪の低減
16:35-16:45
閉会挨拶
座長:同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター / 糖化ストレス研究センター 教授
米井 嘉一
L 機能性表示食品の新時代セミナー
会場
会議棟1F 102
事前申込料金
3000円
当日申込料金
5000円
10:30-12:10
10:30-11:15
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機能性表示食品のヘルスクレームの変化から読み解くこれからのトレンド
食品CROを24年続けてきたからこそわかる、機能性表示食品届出用ヒト臨床試験とヘルスクレームの変化から、これからのトレンドを探る。
11:25-12:10
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弁護士の立場から機能性表示食品の広告の注意点(仮題)
近時、ヒト臨床試験サポートを行う企業が有意差が検出されることを保証するかのような広告を行い、物議を醸した。試験は繰り返すと有意差が得られる確率が高まるが、そのような試験の結果得られたエビデンスを根拠として機能性表示食品の届け出が行われているとしたら、機能性表示食品の制度に対する信頼が揺らいでしまう。本セミナーでは、機能性表示食品の機能性に関するエビデンスについて、想定される問題点を指摘する。
M USハイブッシュブルーべリー協会セミナー「ブルーベリーと健康について」
会場
会議棟1F 101
事前申込料金
無料
当日申込料金
無料
USハイブッシュブルーべリー協会
ブルーベリーの栄養素や健康へのメリットについて、当協会からヘルス・栄養分野の専門家、Dr. Leslie Wadaによるビデオ講演をはじめ、心血管、脳機能の各専門家がブルーベリーを含めた食品の機能性の効果について講演致します。この機会にUSハイブッシュブルーベリー協会の活動とUSハイブッシュブルーベリーの可能性について知っていただき、健康分野での食品開発にブルーベリーをご活用頂けましたら幸いです。皆様のご参加お待ちしております。
13:00-13:10
座座長ご挨拶
座長:医療法人社団明日望 東京アスボクリニック 名誉理事長 板倉 弘重
13:10-13:40
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USHBCの取り組み:ブルーベリーの栄養素や健康メリットについて(ビデオ講演)
Dr.Leslie Wada
Sr. Director of Nutrition & Health Research
U.S. Highbush Blueberry Council(USHBC)
USHBCについて、ブルーベリーの栄養素や健康へのメリットについて、 協会でリサーチに注力している5分野について等の内容を提案予定。
13:40-14:20
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【基調講演】心血管疾患リスク改善の食品成分
Food Ingredients for Improvement of Cardiovascular disease Risk.
医療法人社団明日望 東京アスボクリニック 名誉理事長 板倉 弘重
心筋梗塞、脳卒中を始めとする心血管疾患は、主要な死因であると共に要介護状態をもたらす疾患であり、 そのリスク要因である動脈硬化、糖尿病、高血圧などの慢性疾患を改善させることが望まれている。 これらの病態の効果のある食品成分の研究が進められ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素に止まらず、非栄養素であるポリフェノールなどの活用を図ることが求められる。
14:20-15:00
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【特別講演】脳機能の改善が期待される機能性食品・素材
Functional foods and nutrients expected to enhance brain function
静岡県立大学 大学院薬学研究院 薬食研究推進センター 特任教授、薬食研究推進センター長 山田 靜雄
さまざまな生理機能を統括する脳が活発に働くためには、ブドウ糖やビタミンに加え、脳細胞の構造や神経伝達物質の原料となる栄養素が必須である。ブドウ糖をエネルギー源として大量のATPを産生している脳細胞は過剰な酸化ストレスにより機能障害を起こす。脳機能の改善が期待される抗酸化物質などを含む食品・素材について考える。
15:00-15:10
Q&A 閉会挨拶
15:10-15:30
名刺交換
主催者企画セミナー(会議棟内セミナールーム)はWEBからの事前登録が必要です。
事前登録フォームよりお申し込みください。
※WEBからの事前登録は5月8日(月)23:59までとなります。
お申し込み後、ご請求書とセミナー受講票をご登録先宛にお送りします。
受講票は当日セミナー会場にご入場の際ご提示いただきます。
受講票の再発行は行っておりませんので大切に保管し当日忘れずにお持ち下さい。
N ラクトフェリンフォーラム2023
会場
会議棟6F 605
事前申込料金
無料
当日申込料金
無料
主催:日本ラクトフェリン学会
13:00-13:10
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理事長ご挨拶と日本ラクトフェリン学会のご紹介
Greetings from the chairman of Japanese Association for Lactoferrin
日本ラクトフェリン学会理事長
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門 主席研究員 髙山 喜晴
ラクトフェリンは乳など哺乳類の外分泌液中に含まれる鉄結合のタンパク質です。生体防御機能のほか、免疫調節機能や脂質代謝改善効果等を併せ持ち、カゼインについで食品工業の分野でよく利用されている乳タンパク質でもあります。ラクトフェリンと日本ラクトフェリン学会の概要についてご紹介します。
13:10-13:40
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アルブミン融合によるヒトラクトフェリンの抗腫瘍活性増強
Albumin fusion with human lactoferrin shows its enhanced anti-proliferative activity against cancer cells
東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 バイオニクス専攻 栗本 大輔
我々は、ヒトラクトフェリン (hLF)とヒト血清アルブミンを融合させることで、様々な癌細胞に対するhLFの細胞内取り込み及び増殖阻害活性を向上させることに成功した。更にこの技術を用いて、hLFを細胞内に送達させることで、hLFが癌細胞内のオルガネラのpHに作用するという新たな抗腫瘍メカニズムを発見した。
13:40-14:10
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ラクトフェリンの内臓脂肪低減効果に関連するSNPsの検討
Study of SNPs related to visceral fat reduction effect of lactoferrin
ライオン株式会社 研究開発本部 ウェルビーイング研究所 松野 あゆみ
腸溶性ラクトフェリン(LF)には腹部内臓脂肪面積・BMI低減効果があるが、その効果は個人毎に異なる。我々は、LF摂取時の効果に遺伝子多型(SNPs)が関与しているのではないかと仮説を立てヒト試験を行った。その結果、LF の内臓脂肪低減効果との関連が示唆されるSNPsを複数見出したので報告する。
14:10-14:30
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森永乳業のラクトフェリンのご紹介
Introduction of Morinaga Lactoferrin
森永乳業株式会社 研究本部基礎研究所 研究員 久保 周太郎
森永乳業はラクトフェリンの世界最大のサプライヤーであるとともに半世紀以上にわたりその研究を進めて参りました。弊社のラクトフェリンに関する研究をはじめ、製造、レギュレーション、応用製品などについてご紹介します。
14:30-14:50
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ラクトフェリンのメラニン生成抑制作用
Inhibition of melanogenesis by lactoferrin
サラヤ株式会社 バイオケミカル研究所 ナチュラルプロダクツグループ 夏目 佳奈
しみの原因となるメラニンは、紫外線による酸化ストレスによって促進される。そこで、ラクトフェリン(Lf)の抗酸化作用に着目し、ヒトメラノーマ細胞(G361)を用いて、紫外線による酸化ストレスとメラニン生成抑制の関連を明らかにする目的で評価を行ったので報告する。
15:00-15:30
マウス胎仔発生に対するラクトフェリンの影響
15:30-16:00
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糖鎖マイクロアレイを用いたラクトフェリン-糖鎖相互作用の解析と抗がん・神経再生への展開
Analysis of lactoferrin-glycan interaction using glycan microarray and its application to anticancer and neuroregeneration
公益財団法人佐々木研究所 附属佐々木研究所 研究員 中村 真男
免疫、がん、脳神経疾患、感染症など広範な医学領域に関与する糖鎖は、病態への優れた治療標的として、創薬・再生医療産業、食品産業への応用が期待されている。鉄結合性タンパク質であるラクトフェリン(LF)は、鉄飽和度の違いにより、立体構造が変化する。本講演では、鉄飽和度の異なるLFの糖鎖結合特性に焦点を当て、LFの抗がん・神経再生への展開を紹介する。
S 日健栄協・社福協 共催セミナー
会場
会議棟6F 606
事前申込料金
2,000円
当日申込料金
3,000円
10:00-10:45
保健機能食品の現状と今後の課題について
消費者庁 食品表示企画課 食品表示調査官 山本 かおり
10:45-11:30
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機能性表示食品が切り拓く未来
Foods with function claims open up the future.
公益財団法人 日本健康・栄養食品協会 機能性食品部長 菊地 範昭
機能性表示食品制度も早9年目を迎え、益々活況を呈しているが、表面だけではなくまだまだ潜在的な可能性も秘めている。これまでの推移を振り返るとともに、今後のあるべき姿をあぶり出し、そのポテンシャルについて論じたい。
O 製パントレンドセミナー
会場
会議棟6F 606
事前申込料金
4,000円
当日申込料金
6,000円
13:30-14:10
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【基調講演】健康感と日持ちをキーワードとした製パン開発
日本パン技術研究所 製パン技術事業部 事業部長 伊賀 大八
パンは本来保存性に優れた食品である。しかし市場品の多くは生鮮食品と同様の消費期限で流通されている。期限延長には初期の微生物汚染防止と、包装後の微生物繁殖を抑制する保存剤の併用が有効である。また食感面の日持ち向上には改良剤の複合利用が有効である。期限延長の様々な利点について、利用例と共に考察する。
14:10-14:50
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【特別講演】近年の製パン業界を取り巻く課題と開発動向
一般社団法人日本パン工業会 業務部 部長 村林 伸嗣
現在、国内では多様なパンが見られるが、他国のパンと比較しても特殊なものである。国内での販売額は着実に伸びている一方で、製パン業界では様々な課題があった。これまでの課題と業界での対応、また、近年見られる製品傾向について述べる。
15:00-15:40
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【特別講演】伝統的な製菓製パン素材から機能性素材へ~あんこの価値再評価~
株式会社遠藤製餡 営業本部 業務用食品部 主任 小寺 賢一郎
・洋菓子の見栄えや食感の改良、生産性アップに寄与するあんこの活用法をレシピとあわせて紹介。 ・あんパンの空洞を少なくし、食感も改善するあんこの開発、今後の展開について。 ・SDGsに貢献する小豆の遠藤製餡独自の活用方法について。
15:40-16:00
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発酵種によるパンの高付加価値化~おいしさ・健康~
Sourdough enhances the added value of bread –taste and health-
オリエンタル酵母工業株式会社 食品事業本部 生産・研究開発統括部 研究開発部 食品研究所 主任
布施 早織
発酵種は、小麦粉などを主な原材料として乳酸菌や酵母によって発酵させたものである。発酵種は有機酸やアミノ酸をはじめとする多様な発酵成分を含み、パンのおいしさを高めることが可能である。減塩パンの物足りなさのカバーや乳の濃厚感の付与に寄与する弊社製品について紹介する。
16:00-16:20
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製パン用改良剤で可能な工程内ロス低減
Reduction of in-process losses with bakery improvers
理研ビタミン株式会社 食品改良剤開発部 アプリケーションセンター第一グループ リーダー 清水 孝朗
製パン用改良剤は最終製品の品質向上の目的で選択、使用される事が通常ですが、生地物性改良による工程改善にも重要な効果をもたらしています。今回は通常スポットを当てる最終製品での効果では無く工程面での改良効果を中心に御説明いたします。
P おいしい減塩プロジェクト10周年記念セミナー ~減塩加工食品の進化を支える技術~
会場
会議棟6F 607
事前申込料金
全日:一般15,000円 会員11,000円 ※交流会費込
午前中のみ:一般7,000円 会員5,000円
当日申込料金
18,000円(会員割引なし、交流会費込)
9:55-10:00
座長挨拶
10:00-10:30
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味覚センサを用いた塩味エンハンス効果の可視化
Visualization of the saltiness enhancement effect using taste sensor
九州大学 高等研究院/特別主幹教授,五感応用デバイス研究開発センター/特命教授
都甲 潔
昨今の高齢社会では塩分を減らしつつおいしさを維持した料理は必須である.アミノ酸BCAAや酒石酸,うま味物質など塩味を増強する物質が知られている.この塩味エンハンス効果(同じ塩分濃度で感じる塩味を増強する効果)を数値化する味覚センサの開発を試みた.講演では,味覚センサの原理とその成果,応用を紹介する.
10:30-11:00
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経皮電気刺激による味覚制御
Taste controlling technology using transcutaneous electrical stimulation.
経皮電気刺激刺激は皮膚上に設置したゲルのような電極から微弱な電流を流して神経を刺激する手法である.この経皮電気刺激のなかでも,口腔周辺に電極を設置し,味覚の神経系に対して効果をもたらす刺激が味覚電気刺激である.本講演では,味覚の電気刺激による味の提示と調整技術についての解説し,それがもたらす食体験の変容技術について考察する.
11:00-11:30
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高齢者の口と脳における塩味認知について
Salty taste intensity in older adults
東京歯科大学 歯科放射線学講座
主任教授 後藤 多津子
助教 佐藤 仁美
塩分の過剰摂取は高血圧症と関連しており、その予防や治療には食塩の摂取制限が重要である。日本では、食塩摂取量を世代別にみると60歳代が最も多い。我々は、高齢者が、閾上刺激の塩味の強さ、すなわち日常の食事の際に塩味をどのように認知しているのかを検討した。また塩味を味わう際の脳活動についても予備研究を紹介する。
11:30-11:50
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味認識装置(TS-5000Z)とその活用事例の紹介
Introduction of the Taste Sensing System TS-5000Z and the applications.
株式会社インテリジェントセンサーテクノロジー 常務取締役 営業部 本部長 内藤 悦伸
まずは、味覚センサー(味認識装置TS-5000Z)の開発の背景から測定メカニズムについて、味覚センサーの基本について説明します。さらには、様々な食品の測定事例、例えば、塩分を減らしても満足する味わいなどを紹介します。業界内でのビジネス場面での活用事例についても紹介します。
12:50-13:30
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世界が取り組む減塩フレーバリング
新製品開発における減塩製品へのR&D戦略とは? 減塩フレーバリングのケミカルサイエンスとは? 風味マジック;次世代への減塩処方へ挑戦!するには?
13:30-14:10
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おいしい減塩食とは―高血圧と塩分―
Good Less-Salt Diet~Hypertension and Salt~
キッコーマン株式会社 顧問 キッコーマン総合病院 久保田 芳郎
高齢社会を迎え、“高血圧”対策は重要な課題です。高血圧の最大のリスクファクターは塩分です。食塩の摂り過ぎで血圧が高い状態が続くと動脈硬化や心臓肥大が進み、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患が発症します。厚生労働省は塩分摂取の目標値を2020年から男性7.5g/日、女性6.5g/日へと下げました。
13:30-14:10
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日本一美味しい病院食を目指す当院での取り組み
Our efforts for best hospital food in Japan
キッコーマン総合病院 臨床栄養科 管理栄養士 工藤 麻美
当院のお食事は安心安全はもちろんですが、「病人食」らしくない「病院食」を目指してチーム一丸となって取り組んでいます。 美味しい病院食を目指すための工夫についてお話をさせていただきます。
14:10-14:50
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日本食を世界最高の長寿食にするには
The Development of Japanese Food as the top diet for world longevity
武庫川女子大学国際健康開発研究所/所長 (公財)兵庫県健康財団 会長
(公財)健康加齢医学振興財団 理事長 家森 幸男
世界の人の丸一日の尿を分析結果、日本食は大豆と魚を共に摂取し、心臓死は少なく平均寿命は世界一です。しかし、この両方の常食は食塩の過剰摂取で高血圧、脳卒中になり易いので、日本食を適塩で美味しく食べる工夫と尿の栄養チェックで賢い食べ方を身につければ健康寿命を自分で延ばせる。日本食は世界最高の長寿食です。
14:50-15:30
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誰でもできる適塩災害食レシピ開発
NPO法人世界健康フロンティア研究会 理事長 森 真理
15:30-15:50
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減塩食品の開発手法「11のコツ」
11 tips for developing low-salt foods
三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 事業本部 事業戦略部 マーケティング統括部 応用研究室 課長 上野 博誉
おいしさと減塩を両立するには、複数のコツを上手に使いこなす必要があります。 三栄源が考える『減塩の11のコツ』と弊社製品を活用した食品におけるコツの実践をご紹介します。
15:50-16:10
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機能性香料を用いた減塩への多角的アプローチ
Functional flavors to take an important role in various salt reduction foods
長岡香料株式会社 大阪フレーバー研究所 主査研究員 原田 一樹
当社独自の機能性香料を活かして開発した減塩用香料製剤「ソルトブースター」に、新たにラーメンスープに特化した「ラーメン専用ソルトブースター」を追加した。この開発にあたっては、喫食時の温度帯や塩分濃度など様々な角度からアプローチを行い、ラーメンスープで最も減塩効果を発揮するよう調整した。今後、同様の開発手法により、様々なジャンルの減塩食品開発に注力していく。
16:10-16:30
詳細を表示
セル塩Ⅰ、セル塩Ⅱを活用した減塩食品の提案
Proposal of low-salt foods using SERGIOⅠ and SERGIOⅡ
弊社が製造・販売する調味料製剤「セル塩」は、塩化カリウムを主体にした製剤であり、異なるマスキング素材を配合した2種類(セル塩Ⅰ、Ⅱ)をラインナップしている。セル塩Ⅰは後味の旨味等をエンハンスし、セル塩Ⅱは先味の塩味を強める。食品によって使い分けることで、食品本来の味を損なわない減塩を提案する。
16:30-17:00
スポンサー企業素材を使ったメニューの試食会&ディスカッション「おいしい減塩加工食品実現のための技術開発」
17:30-18:30
交流会
Q 日本杜仲研究会第17回定期大会
会場
会議棟6F 608
事前申込料金
正会員:3,000円、非会員:4,000円、賛助会員:1名無料
14:00-14:05
開会の辞
大阪大学大学院 工学研究科・産業科学研究所 小林 昭雄
14:05-15:05
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【基調講演】組織学をもう一度掘り起こす-組織透明化技術Scaleを使って見る脳組織-
Re-discovery of Central Nervous System by Tissue-clearing Technology “Scale”
座長:
大阪大学大学院 工学研究科・産業科学研究所 小林 昭雄
—————————————————————————————
講演者:
国立研究開発法人理化学研究所 脳神経科学研究センター(CBS)・細胞機能探索技術研究チーム
濱 裕 / 宮脇 敦史
生物組織の可視化技術は現在めざましい発展を遂げている。そうした技術により従来の組織学では困難であった構造や個々の細胞の性質を新たな視点で見直すことが可能になった。本発表では発表者が開発した固定組織の透明化技術Scaleを用いた中枢神経系の探索をその一つの例としてお話をさせていただきたいと考えている。
15:15-15:27
アミロイドβ毒性に対する杜仲葉エキスの効果
座長:
香川大学 農学部 片山 健至
—————————————————————————————
講演者:
岐阜薬科大学 薬物治療学 位田雅俊 / 栗田尚佳 / 大内一輝
小林製薬株式会社 中央研究所 平田哲也
崇城大学 薬学部 池田 剛
15:30-15:42
杜仲葉エキスの血管新生への効果
座長:
横浜薬科大学 生薬・薬用資源学研究室 飯塚 徹
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講演者:
愛媛大学大学院医学系研究科 大久保信孝 / 昆和典
15:45-15:57
杜仲茶成分の慢性腎臓病における効果〜血管機能・炎症指標による探索〜
座長:
日本杜仲研究会 上原 誉志夫
—————————————————————————————
講演者:
自治医科大学 内科学講座 腎臓内科学部門 里中弘志 / 長田太助
獨協医科大学 腎臓・高血圧内科 石光晃 / 横山翔平 / 高橋知里 / 賴建光 / 藤乘嗣泰
宇都宮中央病院 内科 石光俊彦
16:00-16:24
杜仲茶の苦み成分の解明
座長:
崇城大学 薬学部 池田 剛
—————————————————————————————
講演者:
香川大学農学部 鈴木利貞 / 小丸優香 / 片山健至
16:24-16:30
閉会の辞
R 第26回 糖化ストレス研究会 プログラム ~食と糖化ストレス:診断から対策まで~
会場
会議棟1F 101
事前申込料金
一般5,000円 会員4,000円
当日申込料金
一般8,000円 会員7,000円
共催:ifia Japan 2023 (食品化学新聞社)
10:20-10:25
開会挨拶
10:25-11:00
詳細を表示
食と糖化ストレス 血糖スパイク抑制
Food and glycative stress: Suppression of glucose spikes
同志社大学生命医科学部 糖化ストレス研究センター 客員教授 八木 雅之
血糖スパイク抑制の食事法としてベジタブルファーストが知られている。我々はさまざまな食品を炭水化物と共に摂取した後の血糖上昇への影響を検証してきた。血糖スパイク抑制は食事における副菜の選定や食べ方がポイントとなる。糖化ストレス対策の観点から身近な食品を活用した血糖スパイク抑制試験結果を紹介する。
11:00-11:40
加齢と生活習慣に潜む糖化ストレスと健康寿命について考える
12:40-13:20
詳細を表示
目は心の窓 全身の糖化の鏡
Eye is an window of systemic glycation status.
目は心の鏡だはなく,全身の老化あるいは糖化の程度が一目でわかる貴重な場所である.我々眼科医は,日々,患者さんの診察を行って目の健康の維持や回復に努めるだけではなく,全身の老化まで思いを馳せて食事やサプリメントを勧めている.普段は知ることのできない,眼科診療の秘密を明らかにするだけではなく,会場でも糖化の評価がいかに容易であるかを実演することができればと考えている.
13:20-14:00
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生体AGEsの定量に基づいたAGEs生成抑制・分解促進の戦略について
Strategies for inhibiting AGE formation and promoting degradation based on the quantitation of AGEs in vivo
東海大学 農学部食生命科学科食品生体調節学研究室 教授 永井 竜児
糖化は食品の加熱調理において褐色変化を引き起こす反応として見いだされたが、ヘモグロビンA1cが糖化を受けたヘモグロビンであることが1968年に見いだされ、生体の糖化研究がはじまった。今回、本反応の後期に各種代謝経路より生成する終末糖化産物を正確に定量することによって、AGEsと加齢関連疾患とのつながり、さらに生体で効果的なAGEs生成阻害剤について紹介したい。
14:30-15:10
詳細を表示
食と愛情発露:RAGEを介したオキシトシン輸送サポート
Food and affection: support of oxytocin action by RAGE
金沢大学医薬保健研究域医学系 血管分子生物学 教授 山本 靖彦
糖化(グリケーション)の最終反応産物を総称しAGEsと呼ぶ。最近、脳から分泌されるオキシトシンが愛情ホルモンとしての効果を発揮するためには、AGEs受容体であるRAGEが必要であることが分かった。本講演では、食・糖化・愛情の一見複雑な関係性について、オキシトシンを切り口として考えてみたい。
15:10-15:50
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骨のアンチエイジング最前線:明日から使える骨密度・骨折発見AIソフト3種と骨質診断・治療まで
Bone Anti-Aging Frontline
東京慈恵会医科大学 整形外科学講座 主任教授
斎藤 充
本邦では約70%もの骨粗鬆症例が治療介入されずに放置されている.早期に骨粗鬆症の多様な危険因子を個々の症例であぶりすAIソフトを開発し,医療承認を得た.また,骨粗鬆症の病態として糖化および酸化ストレスの亢進により誘導される骨質の異常すなわち骨コラーゲンの翻訳後修飾の異常を初めて明らかにした.さらに10〜90歳代5518名の調査から日本人の80%がVit.D欠乏であり,骨質低下に関与することを見出した.こうした多様な病態に対する薬剤の使い分けもサルや家兎を用いて明らかにし,大規模臨床試験で実証しガイドラインを塗り替えた.一連の研究成果のReview論文は944の被引用を受けアジア人初となる受賞を2期連続で受けている.
15:50-16:30
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食と糖化ストレス:認知症対策に挑む
Food and glycative stress: Challenging dementia
同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンター 糖化ストレス研究センター 教授
米井 嘉一
糖化ストレスとは、還元糖、脂質、アルコールに由来する炭水化物由来アルデヒドや脂肪酸由来アルデヒドが生体内で過剰に生成する状態を意味し、カルボルニル化蛋白や終末糖化産物(AGEs)を生成する。脂質に富む脳では脂質の酸化により種々のアルデヒドが生じ、糖化Aβを生じる。糖化Aβは神経毒性が強く、難分解性で、ミクログリアにより貪食されにくく、脳内に蓄積しやすい。従って、認知症の進展予防のためには糖化ストレス対策が重要である。
16:30
閉会挨拶