開催実績2022

結果報告

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動画【出展者インタビュー】瀬戸内オリーブ株式会社

アワード受賞企業

ifia JAPAN / HFE JAPAN 2022

アワード受賞企業

最優秀賞 出展社の中で、製品、技術において最も優れた企業最優秀賞 出展社の中で、製品、技術において最も優れた企業

株式会社キミカ

選択肢の広がりに評価 マンナン製品、崩壊剤など展示

 

 最優秀賞に輝いたキミカは、関連会社の大阪アルギンとキミテックスとの共同出展で、プラントベースフードなど新たなニーズに向けた提案やパン・めんへの応用、アルギン酸ナトリウムの基礎物性の3つのテーマに分け、わかりやすく展示した。また、同社が注力しているSDGsへの取り組みに関する紹介コーナーを設置。ブースには連日多くの来場者が訪れた。 キミカのブースでは、近年ニーズが増す新たな用途に向けたアプリケーションを紹介し、注目を集めた。プラントベースミートの食感改良や食品用結着剤など、アルギン酸をベースとした製品「昆布酸シリーズ」の紹介をはじめ、植物性固形油脂を作ることができる「昆布酸ヘルシー」など多彩に展示。パン・めんなどへの応用やアルギン酸ナトリウムの基本的な物性についてはサンプルや動画を用いてわかりやすく紹介した。 受賞に際し、同社ブース担当者は「注力したプラントベースフード向けのアプリケーションや代替素材の提案に関する展示は多くの方に興味を持っていただき効果的なブースづくりができた。また、今回初出店となった大阪アルギンの紹介ができたと同時に、4月に設立したばかりのキミテックスはユーザーニーズを発掘する機会になった」とコメントした。 来場者の投票と選考委員の審査により決定されたifia/HFEJAPAN2022アワード。最優秀賞に輝いたキミカは、2001年の初出展以降、毎年効果的なPRと質の高い展示で展示会を盛り上げてくれており、アワード受賞常連企業ながら、初めて同賞の受賞を掴んだ。

製品力賞 出展社の中で、製品が特に優れた企業

伊那食品工業株式会社

五感に訴え魅力発信 こんにゃく・寒天など多彩に展示

 

伊那食品工業は、「SDGs」「冷凍食品」「脱プラスチック」といったユーザーが抱える課題やテーマをキーワードに多彩なこんにゃく製品や寒天素材ーザーが抱える課題やテーマをキーワードに多彩なこんにゃく製品や寒天素材などを紹介した。パネルや動画と合わせて、試食や触ることで製品の特性、効果を体感できるサンプルも展示し、同社の製品力をアピールした。 伊那食品工業は、プラントベースミートなどの食感改良に最適なこんにゃく素材「ウルトラマンナン」や、冷凍食品の離水防止や食品ロス低減に貢献する製品などを紹介した。また、最高級和菓子向け寒天素材「真・釜一番」を初公開するなど、注目を集めた。さらに、ゲル強度の異なるウルトラマンナンG2と同G5のゲルが展示され、触ることで硬さの違いを体感できたり、「酵豆粉」使用によるコク増強効果がわかる試食サンプルなどを用意。ブース担当者は「食品を扱う展示会なので、製品の味や感触などが五感を通して伝わるような展示を心掛けた」と話した。

株式会社コンビ

発売20年を迎えPR強化 信頼度の高い殺菌乳酸菌

 

コンビ(ライフサイエンス事業部)は豊富なエビデンスを蓄積し、販売20周年を迎える殺菌乳酸菌(エンテロコッカス・フェカリス)「ECー12」の人気を窺わせる展示となった。 ECー12は、製品ロットごとにILー12誘導活性と、乳酸菌数5兆個/g以上を担保し、さまざまな食品で採用が進む。殺菌乳酸菌市場で最も売れている菌株の一つとして認知度も高い。ヒト試験では、免疫調節作用による花粉症やアトピー性皮膚炎の改善を確認。マウス試験ではインフルエンザの治癒促進やアレルギー抑制などの有効性を発表する。メンタルヘルスに対する研究では、マウス試験で不安様行動を緩和させることもわかってきた。最近では口臭効果をヒト試験で見出している。同品を配合したサプリメントは機能性表示食品にもなり、腸内環境改善のヘルスクレームで、ビフィズス菌を増やすことも表記できる。同社はベビー用品を取り扱う企業として信頼も高く、高品質を目指した取り組みを進める。

技 術 賞技術賞 出展社の中で、技術(研究・開発)が特に優れた企業

三井製糖株式会社

新生DM三井製糖HDの魅力発信 総合的な提案力を実現

 

技術力賞に輝いた三井製糖は、10月から合併する大日本明治製糖、さらにグループ会社のタイショーテクノス、ニュートリーの製品力を合わせた総合的な提案が評価された。流動性を意識したブースは常に来場者でにぎわい、特にプラントベース食品向けの素材が関心を集めた。 三井製糖としては「パラチノース」、「竹食物繊維『CustomFiber』」や「さとうきび抽出物」、ごま加工物『リピスマート』などを展示。プラントベース食品に関心のある来場者が多く、食感改良に役立つ竹食物繊維、大豆臭マスキングに効果的なさとうきび抽出物が注目された。同社ライフ・エナジー事業本部ライフ・エナジー営業部の宮崎大地氏は、「今回は大日本明治製糖の乳感アップ素材『ラクトベース』シリーズなどにも注目をいただいた。DM三井製糖糖グループとしての総合的な製品力が評価され嬉しい」と話した。グループとしての総合的な製品力が評価され嬉しい」と話した。

オリザ油化株式会社

脂肪と肝臓に作用 「藤茶エキス」の機能に注目

 

オリザ油化は、昨年上市した「藤茶エキス」で技術力賞を受賞した。 同品は、内臓脂肪減少、脂肪吸収抑制などのダイエット作用および肝臓保護作用を訴求する食品素材。フラボノイド類(アンペロプシン)を多く含み、他のお茶と比較してカフェインを含まない特長を持つ。「藤茶エキス(アンペロプシン50%含有)」の研究では、内蔵脂肪の低減、脂肪の吸収阻害・分解促進・蓄積阻害など作用機序の解明が進み、ダイエットや肝臓保護の訴求では一押し素材。血中GOTとGPTの上昇抑制作用のある肝障害モデルマウスを用いた試験では、脂肪分解作用を確認し、特許も出願中である。またヒト試験も行い、ダイエット作用と肝臓保護作用が示唆されている。 今後は、機能性表示食品対応素材としてのアプローチ強化とともに、まだ多くの可能性を秘めているとして研究を深めていく。

ベストPR賞 出展社の中で、プロモーションにおいて特に優れた企業

エー・ディー・エム・ジャパン

試食でイメージ後押し 植物性アイテムの豊富さ評価

 

エー・ディー・エム・ジャパンは、植物タンパク素材、キャロブシロップ、果実パウダー、天然香料、焙煎ピーナッツパウダー/オイルなど天然素材を数多く展示。明るくカラフルなブースで、プラントベース食品をはじめ、飲料やチョコレートなど自社素材を組み合わせた試食を提供した。実際に味を確かめられるとあって来場者の注目度は高く、3日間を通じて活気に満ちたブースとなった。 受賞に際して同社マーケティングマネージャーの岩本豪氏は、「今年の展示では、試食を通じて素材のイメージを持ってもらう工夫をした。特にフルーツパウダーの色や風味の濃さ、タンパクの臭いの少なさなどに驚かれる来場者が多く、素材の使い方を具体的にイメージしていただけたと思う。また自社素材の品揃えの多さや、組み合わせ処方が可能な点も評価いただいた点と考えている」とコメントした。

カネカ

機能性乳酸菌等を展開 オープンに入り易く

 

カネカはHFE会場のメイン通路沿いに3小間を広く展開した。出展担当者の佐藤拓民氏は「今回久し振りの出展でした。自社ブースをオープンにし、遠くからも見てもらえるようにしつつ、通る人に入り易くすることを考えて、機能性表示食品対応素材ということを意識して、それぞれの機能性素材(乳酸菌シリーズ、還元型Q10、カネカ・グラボノイド)の色を3色のパネルで披露しました。初日二日目と沢山の方に寄っていただきました。ベストPR賞の受賞をとても有難く思っています」と嬉しさ溢れるコメントを述べた。 同社は2018年スペインの乳酸菌メーカーであるAB-Biotics社をグループ会社化し、同社の乳酸菌を日本市場でも広げていく考えだ。その中で、「i3.1(アイサンテンイチ)」という乳酸菌でヒト試験した結果、ストレス性の腹痛や下痢を改善する効果が期待できるということが判明し、機能性表示食品の準備を進めている。

審査員特別賞 出展者の中で、出展品目の可能性が特に優れた企業

株式会社全農ビジネスサポート

新商品開発で可能性示す 塩分ゼロ「発酵そみファ」話題に

 

全農ビジネスサポートは、塩を全く使用しない大豆発酵食品「発酵そみファ」を、展示、試食、講演を通じてアピールした。そみファの素材としての新しさと食品開発への可能性が来場者と審査員に高く評価され、審査員特別賞が授与された。同品は、「体に良い大豆発酵食品である日本の伝統食品〈味噌〉をたくさん食べてもらいたい」という思いから開発され、昨年秋に製品化した新商品である。味噌の摂取に大きなハードルとなっていた塩分の摂りすぎを、思い切って「塩分ゼロ」とすることで解消した。 「できたてポテトチップ」で有名な菊水堂が、発酵そみファのフリーズドライ品を使ったポテトチップスを6月1日に発売することから、同社ブースではポテトチップスの試食も提供。訪れた加工食品メーカー、惣菜、レストランなどさまざまな食品開発担当者が、「今までにない素材でおもしろい」「可能性がすごくある」と興味を示したという。

FUTURENAUT株式会社/株式会社ファインシンター/太陽グリーンエナジー株式会社

原料から商品まで広く紹介 食用昆虫市場開拓に注力

 

食用コオロギを用いた最終商品の企画販売を行うFUTURENAUTは、コオロギの生産を行う太陽グリーンエナジー、食用コオロギの粉末加工を行うファインシンターと合同出展し、審査員特別賞を受賞した。食用コオロギを用いた商品の試食やコオロギの生体展示など目を引く展示で多くの人が訪れた。 ブースでは、食品原料である食用コオロギの粉末や、それを用いたラーメンスープ、チップスの試食など、食用コオロギを身近に感じられる紹介が行われた。また、生きたままのコオロギ(フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ)の展示は来場者の関心を集めた。ブース担当者は「今、食用昆虫は市場開拓期にあり、競争するより仲間を増やしていくことが重要と考え、3社合同出展とした。来場者には、われわれの事業や思いを効果的に伝えることができ、理解を深めてもらえたと思う」と語った。

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