開催実績2018

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アワード受賞企業

ifia JAPAN HFE JAPAN 2018 アワード受賞企業

最優秀賞 出展社の中で、製品、技術において最も優れた企業最優秀賞 出展社の中で、製品、技術において最も優れた企業

伊那食品工業株式会社

新たな寒天の用途提案 6つのカテゴリーに分け紹介

 

 伊那食品工業は、寒天の可能性を追求し続け、今年で創業60周年を迎えた。寒天のプロフェッショナルとして、市場に新たな寒天の応用アプリケーションを提案。展示は、①形状寒天②伊那寒天③イナゲル④クレール・フィルム⑤食品素材⑥試食と6つのカテゴリーに分けて来場者へ分かり易い提案を行った。
 昨年のifiaアワードで製品力賞を受賞した弾力がありながら滑らか食感を有する「柔(やわら)」を用いたアプリケーションでは、「ウルトラ寒天イーナ」を配合することで〝振って飲むムースラテ〟を紹介。会場内では、抹茶ラテとカフェオレの試飲を実施した。寒天で適度な粘性が付き、また容器を振ることにより含気しやすく泡が保持されるために、淹れ立ての飲み口を実現した。
 また、耐熱性を有するゼリーにもどる乾物として昨年に上市した「アクアダイヤ」では微粒状タイプの「同・G-5」とウルトラ寒天イーナを配合し、スムージー風マンゴー飲料を配布した。濃厚でありながらスッキリとした飲み口のマンゴージュースとなっていることが特徴で、アクアダイヤが果汁様の食感を演出。加えて低カロリー・低糖質の提案を可能とした。
 そのほか、無塩味噌パウダーの「酵豆粉」では、クッキーを配布。酵豆粉を配合することにより、コク味を付与するなど、うま味調味料としての提案を図った。いずれも、はっきりと体感できる商品設計にしており、来場者からの高い評価が得られたことから、「製品力賞」、「技術賞」、「ベストPR賞」のそれぞれでトップを飾った。

製品力賞 出展社の中で、製品が特に優れた企業

オリザ油化株式会社

幅広い健康素材を提案
マキベリーエキス研究が高評価


 オリザ油化は、幅広い機能性表示関連素材や健康栄養素材を提案し、層の厚さが際立っていた。中でも、我が社のイチオシ!素材「マキベリーエキス」でドライアイ改善作用を研究し提案したことが評価され、製品力賞を受賞した。
 同社は年初に、「マキベリーエキス」のドライアイ予防・治療効果を有する旨の特許を日本で取得。現在、涙の分泌量増加および眼精疲労の改善作用に関する論文を海外学術誌に投稿中である。近々、3回目の臨床試験結果を発表予定であり、年内に機能性表示食品の届出を行いたい考えだ。
 今回は、女性応援素材「アグアヘエキス」と国産クリルオイルの「イサダオイル」を新製品として発表した。豊胸作用があるとされる「アグアヘエキス」の植物エストロゲン成分を2種類発見。マイルドな女性ホルモン様作用を有す安全性の高い素材として食品、化粧品に向け展開していく。また、唯一の国産オキアミとして知られるイサダ(ツノナシオキアミ)を原料とした「イサダオイル」は、新規成分8-HEPEを含み、抗肥満や抗メタボとしての効果が期待できる。「今後はヒト試験などを実施し、8-HEPEに関する生理活性データを拡充していきたい」と話している。

ユニテックフーズ株式会社

トレメルガムをアピール
高保水・冷凍耐性など多機能紹介


 ユニテックフーズは、昨年に上市した「白キクラゲ多糖『トレメルガム』」をはじめ「グリーンバナナパウダー」などの新素材を展示し、製品力賞を受賞した。同社は〝素材力と技術力でもっといい未来〟をテーマに掲げ、取扱製品を使いこなすために具体的なアプリケーションに落とし込み、技術という付加価値を付けた提案が多くの来場者の関心を引いた。
 トレメルガムは、極めて高い保水性を持ちながらも、グァーガムやキサンタンガムよりも粘度が低い特性を持つ。冷凍食品などでは、解凍後も食感を損ねず離水の抑制が可能である。ゼリーや肉加工品、惣菜・中食向け、加熱・非加熱食品別などアプリケーションに特化した製剤を展開。使いやすさを考慮した製品開発を行っている。また、グリーンバナナパウダーやテフなどのスーパーフードやスポーツニュートリションに対応するクレアチンも紹介した。
 展示会担当の田崎真美氏は「各製品をどのように使えばよいのか、素材の力を見ていただくために応用例を分かりやすく紹介しました。ブースのデザインを統一することで、見やすさにもこだわったので、たくさんの来場者に興味を持っていただけて嬉しいです。」とコメントした。

技 術 賞技術賞 出展社の中で、技術(研究・開発)が特に優れた企業

森永乳業株式会社
 

多様な乳素材提案
牛乳パック風ブースも高評価


 森永乳業は、昨年まで3年連続で最優秀賞受賞に続き、今年は技術賞を受賞した。ミルクオリゴ糖(ラクチュロース)と多様な乳関連素材のラインナップを提案し、幅広いニーズに対応した。
 来場者の目を引くドーム型のブースは試食コーナーを広く取り、多くの来場者に対応した。ドーム型のブースとは、牛乳パックをモチーフにしている。実際に牛乳パックの蓋の部分を前にし、脇からも中に入ることが出来るようユニークなデザインである。これらのことが評価され、技術賞を受賞した。
 同社は「森永乳業が展開していることがわかるようにデザインしました。一般のお客様がパッと見て森永乳業だとわかりやすいようにしました。我々は業務用で様々な原料や素材を取り扱っていますが、一般的にはヨーグルトやアイスクリーム等のBtoCで販売している商品が結びつきやすいので、こういうわかりやすい牛乳パックのデザインにさせていただきました。パッと見て牛乳だ、森永乳業だとわかっていただければよいのです」とわかりやすさを強調した。イチ押しにはミルクオリゴ糖を挙げ、3月のガイドライン改正で機能性表示食品にオリゴ糖が届出できることを訴え、注目を集めていた。


理研ビタミン株式会社/栄研商事株式会社

乳化剤 惣菜向けに応用
3年連続の技術賞受賞


 理研ビタミンは、高力価シーズニング「クックマスターシリーズ」と総菜の風味を保持向上する乳化剤製剤を中心に、市場伸長が目覚ましい冷凍食品、総菜向けの応用提案を行った。さらに栄研商事のシークワーサー、梅干し等の素材と改良材の連携をドレッシング等で見せた。風味と食感の両面をデザインするおいしさ向上技術が、参加者の心をつかみ、三年連続の技術賞を受賞した。
 クックマスターシリーズは焼く、煮込む、蒸すなどの加熱調理感、チキン、ポーク、ビーフ等のミート感、こく等を付与できる風味調味料の製品群である。「総菜用保水ミックスS」はグリセリン脂肪酸エステルをキー原料とした保水性・保型性製剤で、ベタつきやダマが出にくく、食べやすさの向上による食シーンの活性化を提案できる。「ミートグッドSF」は複数の乳化剤の機能によりタンパク質反応性と油脂へのなじみやすさを併せ持つ総菜用品質改良剤で、油脂感や香辛料風味を向上。キノコクリームシチューの試食で効果をアピールした。
 食用乳化剤、加工油脂、色素等の同社基盤技術については、ゆっくり見て、検討できるように奥に展示。審査員評でも、これらの食素材を商品化してきた技術の食品加工業界への貢献は大きい、とされ、今後の発展への期待が込められた。

ベストPR賞 出展社の中で、プロモーションにおいて特に優れた企業

高田香料株式会社

〝新時代〟をブースで表現
「フレキシトラス レモン」発表


 ベストPR賞を受賞した高田香料は、ブースのイメージカラーを例年の「黒」から「白」へガラリと変更。シックなイメージから、ポップなビタミンカラーを配した明るい装飾が目を引いた。今回発表した「フレキシトラス レモン」のイメージとも連動させ、シトラスの爽やかさを強調した展示となった。ブース内では、これまでの香料技術の紹介パネルが並び、カラフルなイメージ図で技術の詳細を知ることができる。今回の受賞は、ブースカラーを刷新した意外感やフレッシュ感が、新技術ともリンクする点が評価されたもの。
 同社の渡辺貴大氏は、「今回のブースイメージの変更は、新ラインアップに合わせたというだけでなく、これまで必須だった天然原料を使わず、柑橘香料を合成原料だけで作れる『新時代』をアピールする意図もあった。従来のイメージである「黒」から変えることは勇気の要るチャレンジでもあったが、新しい展示が来場者の方に評価いただけて嬉しい。今後は、価格や品質の変動が大きく、天然原料なしには作るのが難しいとされている香料にも挑戦し、ラインアップを拡充していきたいと考えている。使いやすさや安定性など、『おいしさプラスアルファ』の価値を追求していきたい」とコメントした。

横浜油脂工業株式会社

初披露のマスキングHMB
試食・ブースで健康機能をアピール


 横浜油脂工業は、独自の油脂コーティング技術でHMB特有の苦味を大幅にマスキングした今回初披露の「コーティングHMBCa-75」をメインに据え、インパクトの高い展示を行った。ブース前面にシャープな男性の筋肉を大々的にフィーチャーし、スポーツやカラダづくりに役立つ素材であることを強く印象付けた。さらに配布品として噛んでもほとんど苦味を感じない、同品を配合したタブレットとチョコレートを用意し、幅広い来場者にPRできたことが受賞につながった。「コーティングHMBCa-75」のほか、同社の水溶化や粉末化などを用いたケルセチンやルテイン、コエンザイムQ10などの機能性素材を紹介した。
 同社岩崎純氏(機能性食品事業部素材機能化グループ市場開発チーム主任)のコメント:「新製品としてコーティングHMBCaの看板を大きく取り、インパクト重視で筋肉をわかりやすく訴求しました。また、コーティングやおいしさをPRのポイントとし、コーティングHMBCaを配合したチョコレートやタブレットを配布することで、これらを食べて実感できる展示にすることができたと思います。今後、新製品の拡販を通じて、お客様が剤型の幅を広げていくことをサポートしたいと思います」

審査員特別賞

コンビ株式会社

殺菌ビフィズス菌をPR
死菌でも生菌同様の効果に注目


 コンビは審査員特別賞を受賞した。受賞理由は、業界初の殺菌ビフィズス菌「BR-108」に対しては、死菌でも生菌同様に腸内細菌叢の変化およびサイトカイン遺伝子の発現変化をもたらすこと。そして加熱殺菌済みであるため、生産ラインの汚染が少なく工程が安定し、さまざまな加工食品に配合できるというメリットがあることが挙げられた。同社では、殺菌ビフィズス菌「BR-108」の抗アレルギー効果、NK細胞活性化作用、インフルエンザウイルス感染抑制効果を報告しているが、新たに便秘改善効果および腸内細菌叢の変化をヒト試験により確認している。審査員からは「今後は、死菌でも有用だという消費者意識の啓発を行ってほしい」との要望が上がった。
 また、時計遺伝子に働きかけ、体内時計を調節する「ネムノス」で眠りの改善を提案したことも評価された。同社では、ネムノキ樹皮抽出物「ネムノス」の摂取により、睡眠の質・量が増加し、生活リズムが朝型になり、午後の眠気が少なくなることをヒト試験により明らかにしている。
 浅田博亮氏は「今回フォーカスしたかった商材とそのポイントを評価していただいた。来場者の皆さんにも伝わったのではないか。とても嬉しいです」とコメントした。

曽田香料株式会社

独自技術に高い評価
新規濃縮技術、レモン香料など


 審査員特別賞を受賞した曽田香料は、今回が初のifia出展。
 今回は、同社が初めて実用化・製品化にこぎ着けた「界面前進凍結濃縮法(PFC)」を中心に、技術者が海外産地まで出向いて分析したレモンフレーバー、同社が原料製造を行っているラクトンをベースに開発した「ファットフレーバー」などを、ビデオ上映や試飲も交えて紹介した。PFCは、従来香料には不向きとされてきた凍結濃縮法を改良し、素材の香気バランスそのままに濃縮することを可能とした技術。業界でも初の実用化とあって、ブースには常に人が押し寄せた。またレモンフレーバーは、産地シチリアでしか味わうことができないフレッシュな香気を現地で詳細に分析、従来のレモン香料にはないハーブやフローラルの特徴を持つ飲料が驚きを呼んだ。こうした長年の研究開発の成果を結実させた展示が受賞の理由となった。
 同社の永井哲氏は「今回は初参加で手探りからの出展だったこともあり、三井物産グループでの出展は心強かった。PFCをはじめ、今回ご紹介した技術は数年来地道に取り組んできた基礎研究の成果が実を結んだものであり、受賞という形で評価いただけたのは大変光栄に思う」とコメントしている。

フォトギャラリー

来場実績

5月16日(水) 5月17日(木) 5月18日(金) 合計
10,286名 11,712名 10,665名 32,663名