開催実績2026
結果報告
アワード受賞企業
ifia JAPAN / HFE JAPAN 2026
最優秀賞 出展社の中で、製品、技術において最も優れた企業
亀田製菓株式会社
植物性乳酸菌など素材の魅力伝える コメ由来素材に高評価亀田製菓は、ハッピーターンや柿の種のパッケージでおなじみのコーポレートスローガンカラーの鮮やかなオレンジカラーを基調としたブースで、主力製品である植物性乳酸菌K-1、植物性乳酸菌K-2、お米由来のペプチドKP-1をPRした。これら3製品は機能性表示食品に対応する素材であり、PRISMA2020の新様式にも準拠する。同社は2024年に製品力賞を受賞し、今回初の最優秀賞に輝いた。HFEからの最優秀賞受賞は数年ぶりとなる。 同社はライスイノベーションカンパニーとして、コメ由来の素材を展開し、肌状態の向上に有効な玄米由来の「植物性乳酸菌K-1」や、抗肥満、免疫賦活、花粉症・アトピー性皮膚炎などに有効な酒粕由来の「植物性乳酸菌K-2」を機能性表示食品対応素材として拡販。いずれも乳酸菌(殺菌体)1g当たりに1兆個以上を含有する微細パウダー粉末で食品への分散性が良く、苦味やえぐみ、酸味がなく、製品中での乳酸生成がないことを特長とする。今年2月にはライスオリゴペプチドを機能性関与成分とする白米のタンパク質から精製した「お米由来のペプチドKP-1」が、一時的な緊張感や不安感を緩和する機能性で受理され、プロモーションを強化している。K-1、K-2乳酸菌、KP-1を含有した商品の届出数は現在150件を超え、少量での配合が可能なため、食品向けの業務用機能性商材としての提案も進む。同社は受賞コメントで「素材そのものの良さを知っていただく良い機会となった。ブースデザインはわかりやすさや伝えたい価値を工夫し、見やすさにこだわった」と語った。
製品力賞 出展社の中で、製品が特に優れた企業
三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
米国向けサンエイブルーに注目 色調そのまま米国対応可能
三栄源エフ・エフ・アイは、クチナシ青色素を中心に、他の着色料製剤や香料製剤などを出展した。昨夏に上市したクチナシ青色素製剤「サンエイブルー」は、米国FDAの規格に合致し、日本市場向けの既存品と同等の色調を呈する。そうした新製品の技術力、アピール力などが評価され、製品力賞を受賞した。 昨年、クチナシ青色素は米国FDAで認可されたが、国内向けに従来から販売している「アートブルー」と同等の明るい青色を呈するサンエイブルーを上市。米国だけでなく国内でも使用可能である。 今年の展示ブースは、その明るい色調をイメージした青色でまとめた。さらに、青色飲料の配布や他の着色料製剤との組み合わせたときのサンプルも展示し、来場者がイメージしやすい工夫も施されていた。担当者は、「食品の色は味やおいしさを印象付けるが、青色は緑や赤紫、黄色などでも重要となる。来場者に向けたサンエイブルーの認知拡大ができたと思う。日本向けの商品をそのまま米国に輸出できる可能性も出てくるため、今後の市場拡大にもつながれば」と期待を寄せた。
森永製菓株式会社
サーチュイン遺伝子を活性化 「パセノール」に注目集まる
森永製菓は、「パセノール」で製品力賞を受賞し、3年連続のアワードを受賞となり、展示会場で大きな注目を集めた。出展担当の内田智史氏は「一昨年、昨年と2年連続でベストPR賞をいただいたので、今年も製品として何か賞をいただければと狙っていた。製品力賞をいただけて嬉しい。来年は最優秀賞を目指したい。パセノールは、パッションフルーツの種子から抽出する当社独自のポリフェノール素材で、国内で3つの機能性を届け出ている。脂肪燃焼の促進と、肌の弾力や肌の潤い維持など美容分野の機能性届出が多く、今回新たに目じりのシワ抑制の研究発表も行った。ですが、我々が一番伝えたいのは〝サーチュイン遺伝子の活性化〟で、ここをどうブランディングしていくかが課題と捉えている。それには多方面からのご協力が必要なので、パートナー様との共創を目指しており、ぜひ皆さまよろしくお願いします」と話した。 続いて「これから広く展開していく中で、世の中で認知される商品が沢山開発されることを願っている。また、グローバル企業を目指す上で、海外でも注目してほしい」と喜びのコメントを述べ、パセノールの世界展開への意欲を示した。
SDG’s賞 製品・技術が特にSDGsに貢献できると評価された企業
旭化成株式会社
食品ロス削減、CO2抑制に貢献 迅速細菌検査キットに高い評価
旭化成が昨年上市した迅速細菌検査キット「BacNavi」(バクナビ)は、主に衛生管理や品質管理の目的で使用する微生物検査キットで、ブースではその簡便性や迅速性、原理の革新性、今後の可能性などが大きな注目を集めた。 バクナビは、旭化成が感染症診断の分野で培ってきた技術を応用して開発された。微生物が有するリボソームを抗原抗体反応で検出するという、衛生検査キットの分野では、世界的にも類を見ない原理を用いている。操作手順に専門的な知識や技術、特別な装置は必要なく、誰でも簡単に30分程度で結果が得られる。 研究・開発本部の前花浩志氏は「検査や衛生管理の分野でも人手不足が課題となるなか、バクナビは誰でも簡便に、かつ短時間で結果を得ることができる。衛生検査に継続的に活用いただくことで、食品安全の確保や衛生管理の向上、さらには人手不足対策や食品ロス削減などにも貢献すると期待している。また従来の培養法と異なり、全く電気を使用しないため、CO2削減などにもつながる。これまでにないタイプの細菌検査キットであり、多くの関係者にご活用いただく中で、さまざまな社会課題の解決に貢献していきたい」と語った。
オリザ油化株式会社
無駄のない研究開発評価 ミモネスやさくら乳酸菌など
オリザ油化は、昨秋上市上市した新素材「ミモネス(ミモザエキス)」をはじめ、「さくら乳酸菌」、このほど新たに機能性表示の届出が受理された「シーベリーエキス」など多彩かつ独自の植物由来原料で大きな注目を集めた。特にミモネスについては、昨今注目度が高まる老化に対して、幸せホルモンオキシトシンの分泌促進を介して社会的健康に寄与するという新規性のあるアプローチで差別化提案を図る。 また、腸内環境改善、美容、免疫賦活、フェムケアと1素材で豊富な機能性を持つさくら乳酸菌は、機能性研究の拡充が進む。今回の展示会では、臨床試験でエクオール産生がみられなかった女性が同品の摂取後に、エクオール産生が確認されたという研究成果が来場者から高い評価を受けた。 村井弘道代表取締役社長は受賞に際して、「当社の製品は、γ-オリザノールやセラミド、ポリアミンなど本来バイプロである米糠由来のものを中心に、元々サステナブルに原料を無駄なく使いこなし、アップサイクルした研究・製品開発を長く続けてきた。他素材も同じ考え方で生理活性の探求を進め、これを継続することでSDGsにつなげつつ、人々の美と健康に貢献できたら嬉しい」と熱い思いを語った。
技術賞 出展社の中で、技術(研究・開発)が特に優れた企業
味の素AGF株式会社
コーヒー抽出で極めた技術に評価 わかりやすく展示を工夫
技術力賞を受賞した味の素AGFは、インスタントコーヒーの製造で培ってきた抽出技術を活かし、コーヒー由来の呈味素材および機能性素材を展開している。今回は、苦味に特化したインスタントコーヒー「Sorevo苦味」、および整腸作用や体脂肪低減作用を有する「コーヒー豆マンノオリゴ糖」を試飲を交えて紹介した。 Sorevo苦味は、加工食品に苦味や焙煎感の付与ができるほか、カレーなどの煮込み料理に少量使用することでコク感を付与して味の深みを演出し、減塩につなげることもできる。また「コーヒー豆マンノオリゴ糖」は同社が初めて抽出後のコーヒー粉から工業化した素材で、優れた整腸作用や脂肪の吸収抑制・代謝促進効果が確認されている。ブース責任者である同社のソリューションビジネス部・伊与田氏は「今回はパネルを大きくするなどして見せ方を工夫した。コーヒー豆マンノオリゴ糖は、新たにカルシウム吸収促進効果でも機能性表示食品の届出が受理され、利用可能性が広がっている。当社のブレンディブランドをよく知るお客様は品質についても信頼を寄せて下さっており、安心して使っていただける原料としてさらに用途を広げていきたい」とコメントした。
株式会社龍泉堂
国内臨床、分析法確立など積極化 創業45周年、さらなる飛躍へ
今年で創業45周年を迎えた龍泉堂は、人材や設備の拡充を進め、新たな素材やエビデンス、安全性などのトピックをこれまで以上に力強く健食・食品業界に発信する。今回の展示では、四方どこからみても視認しやすいX型のブースを設置。欧州で知名度ナンバー1の非変性Ⅱ型コラーゲン「Collavantn2」をはじめ、睡眠の質向上や抗ストレス、認知機能改善で実績あるサフラン抽出物「Affron」、GLP-1分泌促進に寄与し、LDLコレステロール値の改善で臨床データを有するホタルノキエキス末「DygloFit」など他にない独自の新製品、注目製品の数々を紹介した。 塩島由晃社長は受賞に際し「技術力賞をいただき、ありがとうございます。当社は原料事業において、単なる商社的な仲介ではなく、日本で付加価値性を付与すべく、独自の研究開発や品質管理体制の構築に取り組んできた。これらが評価されたことを嬉しく思う。今後も日本人による臨床試験や分析方法の確立を進め、国内外でのレギュレーションの差を穴埋めしながら、革新的な原料を皆様に提供していきたい」とコメントを寄せた。
ベストPR賞 出展社の中で、プロモーションにおいて特に優れた企業
伊那食品工業株式会社
寒天活用の可能性拡げる アイススラリーにも注目
伊那食品工業は、寒天を中心に増粘多糖類や製剤を紹介し、アイススラリーや焼き菓子など、新たな活用法を提案した。明るく開放的なブースは常に多くの来場者で賑わい、寒天が持つ可能性を感じさせる展示となった。 寒天では、物性面での機能性を持たせた「ウルトラ寒天シリーズ」のなかでも、透明度が高く弾力のあるゼリーを作製できる「TR-100」や、焼き菓子の割れや欠け予防に好適な「USV-100」などを展示した。また、今春に上市した低臭品「タラガムCT」のほか、水酸化カルシウムなどの凝固剤を使わずにゲルを形成できるこんにゃく粉「ウルトラマンナンGシリーズ」などの増粘多糖類も紹介。各製品を水に膨潤させたサンプルを置き、食感をイメージしやすい展示とした。さらに、増粘剤やゲル化剤の使用例としてアイススラリー向けの製品を紹介した。今秋から本格発売する「寒天オリゴ」も展示し、悪玉菌を抑える新視点のプレバイオティクス作用を紹介。膝や腰の痛み軽減作用も解説した。 ブース担当の営業推進部の前田氏は「増粘多糖類が持つ可能性を紹介した。アイススラリーは来場者の関心も高く、商談に繋がりそうだ」と話した。
株式会社カネカ
細胞バルーンで関心集める 還元型CoQ10の研究成果紹介
カネカは昨年の技術賞に続き、ベストPR賞を受賞した。今回は「細胞と向き合う 還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)のチカラ」をテーマにブースを展開し、遠くからでも視認できる細胞を模したバルーンが多くの来場者の関心を集めた。ブースに入ると「これからの健康を細胞から考えてみませんか?」と記された大型パネルが目に飛び込み、担当者は還元型CoQ10がヒトの体内で常に作られ、細胞内でエネルギーを産生するために欠かせない成分であることを説明。また、加齢に伴う体内変化について触れながら、健康維持に関わる役割について、研究成果を交えて紹介した。ブース内では還元型CoQ10入りのグミやソフトカプセルの体感サンプル、細胞型の付箋紙を配布して来場者の理解促進を図った。同社は長年、還元型CoQ10の研究開発に注力し、安定化技術などを蓄積する。同社の米原純佳氏は受賞のコメントで「細胞をテーマに還元型CoQ10の役割を分かりやすく紹介する機会となった。健康寿命の延伸に向けた同品の可能性についても発信できたことは意義深い。今後も研究知見を踏まえながら、その価値に関する理解促進に取り組んでいきたい」と話した。
審査員特別賞 出展者の中で、出展品目の可能性が特に優れた企業
愛媛製紙株式会社
原料問題解決にも可能性 柑橘果皮など有効利用
2023年に続き2度目の審査員特別賞に輝いた愛媛製紙は、搾汁後の柑橘果皮など有効利用が望まれる素材をナノセルロース化したアップサイクル原料「MaCSIE」各種を展示。ナノセルロース化することで、元の素材にはない新しい物性効果や香味が生まれることから、食品や化粧品に応用が広がっている。今回多くの来場者の関心を集めたのは、海外で需要が増え高騰する柚子果汁の一部代替ができる「液化用ユズ皮ペースト3D」だ。希釈して濃縮柚子果汁の代わりに使用すると、果皮の呈味感とパルプ感を演出できる。ブース担当者は「ユズ皮ペーストは果汁との価格競争力が生まれ増産の予定もある。引き続き付加価値の高い製品の開発に取り組みたい」と語った。
MP五協フード&ケミカル株式会社
ペクチン・ファイバーで課題解決 実演で分かり易く紹介
MP五協フード&ケミカルは、H&F社製品等を紹介した。使用法や食感をリアルに伝えた点が評価された。 同社ブースでは、3品の試食を提供。焼成耐性をもつアップルペクチン「クラシックAB902」を用いたフィリングや、アップルペクチン「アミドAF015」を使ったミルクデザート、シトラスファイバー「ヘルバセルAQプラス」を用いたスムージーの調理を実演した。営業本部企画推進部の柴村課長は、「ペクチンのゲル化は糖度や㏗が鍵となり、用途別にグレードが分かれるなど、使用法が難しい一面がある。その印象をクリアにするため、実演や試食に注力した。従来品では適さなかった条件でも効果を発揮する新製品なども提案した」と語った。
アグロルーデンス株式会社
米の新たな可能性示す 伝統技術でおいしく健康
アグロルーデンスは、米由来マイコプロテインを使用した製品と、マイコプロテイン製造時に生じる米蜜を使用したシロップを展示した。昨年ひらめき味わいストリートに出展した同社は、3日間で4000食を提供し大きな反響を呼んだ。昨年よりも製品の種類を絞ったにも関わらず約2000食強が出ており、来場者からの注目度の高さが伺える。 ブース担当者の本間道子氏は、「昨年の出展以降、少しずつ会社と事業の認知度が広がってきていると感じる。マイコプロテインというニッチな素材のなかでも、さらにマイノリティな米由来という点に原料としてユニークさを感じて関心を持っていただいている。これからもスタートアップとして頑張っていきたい」と語った。
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セミナー&シンポジウム



